1. |
reimei
05:12
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名前を 訊かれた 君は
何も 言わず はにかんで
俯いて 瞳 閉じた。
そんな夢を観てた、朝焼けの 窓。
世界の 中では きっと
僕の 事など どうでも
いいくらい 小さすぎて、
ため息をつくんだ。朝焼けに ただ。
あぁ 僕らの衝動的なリビドーや
この 醜い、想いを壊して。
そして また 繰り返す 誤ちを 全部、いま、
朝焼けに 解かして。
言葉に ならない 想いを 叫ぶよ。
声には ならない 声を はりあげて。
夢の 君に 届きますように、
これが 僕の 黎明。
「もう、戻れない」
朝靄たちこめる街。
世界に 僕 ひとりだけ
いるような 気がしたんだ。
そんな馬鹿な事を 思い耽ってた。
夢で観た君は きっと
僕の 事など どうでも
いいのだと、まるでそんな、
素振りを見せていた、冷たい頬が。
あぁ 僕らの日常的な退屈や
だらしない、理性を壊して。
そして また 繰り返す 誤ちを 全部、いま、
朝焼けの 所為にして。
言葉に ならない 想いを このまま。
消えないように ただ 募らせてゆく。
夢の 君に 届いているかな、
これは 僕の 声明。
「もう、戻らない」
あぁ、今、手を 伸ばしたらきっと
君に 触れられそうな 気がする
だけど、僕は、傷つきたくなくて
君を 見つめるだけ。
言葉に ならない 想いを このまま。
消えないように ただ 募らせてゆく。
言葉に ならない 想いを 叫ぶよ。
声には ならない 声を はりあげて。
夢の 君は 笑ってくれるかな、
君と 僕の 黎明。
「忘れたくない」
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2. |
Hitorino-Natsu
03:48
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閉めきった部屋の中
ひどく快適な午後
わたしは ひとりぽっちで
テレビを ぼーっと 観てる。
楽しいイベントや
プールも海も
私には 関係 ないの。
私は 待ってる。
全てを犠牲に してでも。
ひたすら 待ってる。
あなたと 心から 向き合える その日まで。
ずっと。
開け放った窓辺の
ひどく湿った 空気
わたしは ひとりぽっちで
花火を ぼーっと 観てる。
ひと夏の恋や
新しい出会い
私には 興味が ないの。
あなたを 待ってる。
ひとりじゃ 眠れぬ夜でも。
ただただ、待ってる。
あなたと 心から 笑い合える その日まで。
ずっと。
私は 待ってる。
たとえ 泣きそうに なっても。
あなたと 会える日が
いつ来てもいいように、
ちゃんと準備 しておくよ。
だから。
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3. |
Fastmotion
02:53
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いつの間にこの街は
焦るように、変わって。
はしゃぐ 子供の群れ
風の流れも変わって。
まるで僕ひとりだけ
取り残されたように。
なにをして、そこまで
急ぎ足で歩くのか。
僕の、時計は
夏のまま止まっている。
君は、ずっとそのまま
君で、いるものだと
僕は、信じていた、のだけど。
いつの間にか変わった
君の髪の香りは
ラストノートのように
僕に別れを告げるの？
淡い想い出だけが
僕を嘲笑うように。
なにをして、そこまで
君は変わってゆくのか。
僕の、事など
もう忘れたかのように。
僕は、ずっとこのまま
君と、ここにいたかった。
僕の、ひとりよがり だけど。
やがて、時が経てば
いつか忘れられるのか。
僕は、たったひとり
冬を迎えにゆくよ。
視えない、ぬくもりを
ひとり 追いかけていても
今は、虚しいだけ だけど。
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4. |
ボーダーライナー
04:20
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無機物のような 空っぽの心
逆さまにしても 何もない
ただ満たされず 流れてゆくだけ
あなたは私を 好きというけれど
本当のことが わからない
ただ 解るのは この手の温もりだけ
大好きな あなたの瞳に
大嫌いな 私が映るから
あなたのことまで 嫌いになってしまうよ
ねぇ、
どうして。
わたしの声を聴いてよ
いま わたしは ここにいるよ。
お願い その手を はなさないで。
ふと消えたくなる
その衝動をいま
まだ、食い止めて。
独りよがりでも 孤独が怖くて
本当のことを 言えないで
ただ 欲しいのは 刹那の優しさ
大好きな あなたは私を
優しく抱きしめてくれるけれど
わたしが わたしを 認められなくて
ねぇ、
たすけて。
わたしの声はどこに
いま 届いて いるのだろう
お願い その眼で みつめていて。
ふと消えたくなる
本当のわたしは
どこにいるの
おしえて。
わたしの声を聴いてよ
いま わたしは ここにいるよ。
お願い その手を はなさないで。
ふと飛びたくなる
その衝動をいま
想いに変えて。
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